2023年2月11日(土)から13日(月)まで、「とくしま農林漁家民宿でとまる“がっつり”狩猟体験ツアー」に参加しました。今回は特別にモニターとして徳島大学から7名、吉備国際大学から2名、計9名の学生が参加させていただきました。ツアー中の様々な体験を①狩猟編②交流編③食事編の3編に分けて報告します。
11日は、県猟友会青年部や山城地区猟友会の皆さんからくくりわなの仕組みや仕掛け方を教えていただきました。まずは狩猟小屋で罠の仕掛けを体験してみましたが、結構な力が必要だということが分かりました。その後、何班かに分かれて山に入りました。山にはイノシシが土を掘り起こした跡や糞、獣道など、動物の痕跡があちこちにありました。実際に罠を仕掛けるところを見させていただきましたが、仕掛けた後はどこに罠があるのか全く分かりませんでした。最後に、ハンターの方に付き添ってもらいながら罠の仕掛けを体験しました。足場の悪い中で、場所のポイントや罠の向きなど、多くの点に考慮しながらの作業はとても大変だと改めて実感しました。写真は、罠を仕掛けている途中の様子と、仕掛けた後の様子です。
12日は、前日に仕掛けた罠を回収した後、「巻き狩り」を体験しました。その後、動物の痕跡を探す「見切り」に行きました。ハンターの方は足跡や獣道などの痕跡を見逃さず、いつ頃できたものか見極めていました。痕跡がいつ頃できたかを見極めるのには3年はかかるそうです。午後は、ポイントの場所で動物を待つ「待ち」に行きました。この時、一瞬でしたが遠くに動物の姿を見ることが出来ました。今回は残念ながら捕獲することはできませんでしたが、道中でハンターの方々の技を間近で見たり指導していただいたりととても貴重な体験ができました!
今後の私達の活動でも、猟師さんたちの苦労だけでなく、巧みな技術や野生鳥獣に向き合う姿勢も合わせて発信していきたいです。